参考書発売情報(田中結也先生)

大学受験 新標準講義 日本史探究(2024年7月22日発売)

●メタ視点とは?

メタとは、「高い次元の」「超越した」などの意味の言葉です。

この本では「メタ視点」を、「歴史の流れ・学習内容を広く上から見た、俯瞰した視点」の意味で用いています。

●なぜメタ視点で学習することが良いのか?
日本史探究は、社会科の中では比較的、学習する分量が多い科目です。しかし、分量が多いため、通常の学習だと、限られた範囲にだけ注目する狭い視野になってしまい、とにかくその範囲の歴史用語を丸暗記することにとどまりがちです。
この本では、「メタ視点とメタマッピング」によって、どの時代の、どの内容を学習しているのか、どの点に注目すれば良いのか、意識しながら進めることが可能です。
学習の全体像が最初に理解できるので、時代の流れ、変化、因果関係、歴史事象の関係性を、前後の時代含めた広い視点・視野で学習できます。
また、メタ視点で要点を最初につかみ、講義本文の内容が理解しやすくなっています。

●メタ視点以外にも、以下の特徴があります!
大学受験のためには、日本史の全範囲を、効率的に学習する必要があります。この本では、以下の点で、学習の効率性を上げることを意識しました。
・1冊で、原始時代から現代まで、通史が全部学習できる。
・受験レベルは、共通テスト・私大受験・国公立二次(※最難関以外)まで対応。
・本文は、用語説明、Q&A、総ルビの史料文など、「読みやすさ」「理解しやすさ」を追求。

●スマホ・パソコンで講義の音声が聞ける!
本書の講義部分を読み上げた音声を、専用ウェブサイトからダウンロード、またはスマートフォンアプリ「英語の友」で聞くことができます。視覚だけでなく聴覚も用いることで、学習効率が高まります。書籍を持ち歩けない時に聞く、スキマ時間などに聞くなど、自分の生活スタイルに合った方法で学習を深めてください。

<編集担当者の声>
本書は日本史の全体を、この1冊で共通テストから私大受験や国公立二次まで、コスパ・タイパよく学習できる参考書を目指して企画しました。
著者の田中先生には、編集担当の依頼をさらに超えて、効率の良さだけにとどまらない「日本史を楽しむ」「日本史の学びを通じて多くの方の人生に彩りが添えられる」参考書として執筆してもらうことができました。
本書の「はじめに」からこの点での要点をいくつか取り上げると、以下になります。

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・歴史事象の関係性を重視するため、「なぜ、そうなったのか?」「その結果、どうなったのか?」を念頭において解説する。
・史資料を活用して歴史を考察し、世界や地域とのつながりをみつけるため、史資料の分析や世界・地域との交流についてもとりあげる。
・生徒自身が疑問を抱き消化する過程を組み込み、時代を大きく捉えた「問い」を立て考察できるようになるための足がかりとする。
・「時期」を重点的に扱った「メタマッピング」で、「ヤマト政権から律令国家への転換点」や「自由民権運動が高揚するポイント」など、内容に紐づけて時期の理解を深められる。
・そして、「古代国家の出発点とは?」「室町幕府と江戸幕府は根本的にどう異なるのか?」など、歴史を大きく眺める視点を持ち、日本史探究を得意科目にすることができる。
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この書籍を使って、みなさんが志望大学に合格し、また日本史を好きになってくれることを、編集担当も祈っています。

 
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